2024.01.28家づくり

スマートハウスとは? メリット/デメリットやスマートホーム・IoT住宅との違い。V2Hの連携で、さらにお得に便利に電気の有効活用を。

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photo by YAMADAHOMES

はじめに

地球環境問題が深刻化する現代において、再生可能エネルギーの重要度が高まっています。
災害や計画停電などで、電力のありがたみを感じた方も多いのではないでしょうか?
頻発する自然災害、高騰する電気料金、脱炭素社会への潮流で、今注目を集めているスマートハウス。
今回は、次世代の暮らしを叶えるスマートハウスのメリットやデメリット、スマートホームやIoT住宅との違い等についてご紹介します。

スマートハウスとは?

スマートハウスとは、太陽光発電システムなどの住宅設備や家電をIT(情報技術)によって結びつけ、
家庭内のエネルギー消費を最適にコントロールする住宅を指します。

スマートハウスでは、「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」の3つをコントロールすることで、エネルギー運用を最適化しています。

「創エネ」 太陽光発電システムなどを使ってエネルギーを家庭内で創り出すこと
「蓄エネ」 家庭用蓄電池や電気自動車(EV)などを用いてエネルギーを家庭内に蓄えること
「省エネ」 住宅性能を向上させることで空調効率を高め、使用電力を減らしたり、高効率給湯器やLED照明などの省エネ設備を導入し、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)と連携することでエネルギーの管理と最適化を行うこと。

HEMSとは、Home Energy Management System(ホームエネルギーマネジメントシステム)の略で、家庭で使うエネルギーを管理するシステムです。家庭内にある家電や電気設備とつないで電力使用量をモニター画面などで見える化したり、自動制御したりすることができます。
IT(情報技術)を活用し、太陽光発電などの創エネルギー設備や蓄電池などの蓄エネルギー設備、省エネルギー設備をネットワークでつなぎ、HEMSでエネルギーを賢く管理してくれる住宅、それがスマートハウスなのです。

スマートハウスのメリット/デメリット

スマートハウスのメリット

photo by YAMADAHOMES

スマートハウス最大のメリットは、HEMSによる連携でエネルギー消費量が見える化され、エネルギーを効率的に使えるようになることです。
無駄なエネルギー消費を抑えることで、CO₂の排出量を減らすことができるため、快適に暮らしながら環境に優しい生活を実現できることが、スマートハウスのメリットです。CO₂の削減に貢献できる住宅として高い評価を得ることができるスマートハウスは、次世代に住み継ぐことができる資産価値の高い住宅と言えます。

また、スマートハウスには電気料金を大幅に削減できるメリットがあります。
日中、太陽光発電システムで発電した電力を住宅用蓄電池や電気自動車(EV)に蓄えて使用するので電力会社から電気を買う必要がほとんどなくなり、出費を大きく抑えることができるようになります。太陽光発電で余剰になった電力は、電力会社に売却することも可能です。

エアコンや電子レンジ、スマートフォンなど、今や生活必需品には電力を必要とするものが少なくありません。「電力の自給自足」を可能にするスマートハウスは、万が一の災害時や停電時にも、自宅で電気を使うことができライフラインが確保できるというメリットも持っています。

さらに、地域によっては太陽光発電システムや蓄電池などの導入に自治体の補助金制度がある場合もあります。スマートハウスに設置する設備の中には高額な初期費用がかかるものもありますので、自治体の補助金制度をうまく活用して初期費用を抑えましょう。補助金制度の内容は自治体ごとに異なりますので、事前にしっかりと内容を確かめておく必要があります。

スマートハウスに関するお問い合わせは、お近くのヤマダホームズへ

スマートハウスのデメリット

スマートハウスにはデメリットもあります。
一番大きな負担は、導入コストおよび維費費用が高額になりやすい点です。
太陽光発電システム・蓄電池・HEMSの設置時には、高額な初期費用が発生します。さらに、品質を維持していくための定期的なメンテナンスに費用が掛かる可能性があります。補助金制度を有効に活用した上で、導入・維持費用とエネルギー効率化によるコスト削減効果のバランスを考えて検討しましょう。

また、太陽光発電システムにおける発電量は予測が立てにくいということも理解しておかなくてはなりません。太陽光発電は環境に左右されるため、天候状況や立地によっては充分な電力を確保できない可能性もあります。屋根の向きや太陽光パネルの設置枚数などを含め、最大限の電力を確保できる設置方法を検討してください。

ヤマダホームズの太陽光発電システムシミュレーターはこちら

スマートホームやIoT住宅との違いは?

photo by YAMADAHOMES

スマートハウスと似たようなキーワードとして、「スマートホーム」や「IoT住宅」があります。
「スマートハウス」は、ITを活用した省エネ住宅を意味し「家」そのものを指します。一方「スマートホーム」は、居住者がITを活用することで、便利で快適に暮らしている「状態」を表す言葉です。「スマートハウス」が建物や設備を含むハードウェアのことを表しているのに対し、「スマートホーム」は暮らしというソフトウェアのことを指している点で大きく違います。
「IoT住宅」のIoTは「Internet of things(インターネット・オブ・シングス)」の略称で、身の回りのあらゆるモノがインターネットにつながっている状態のことです。家電や住居内の設備をインターネットとつないで上手に活用することで、快適な生活を実現する住宅のことを「IoT住宅」といいます。

スマートハウス ITを活用し「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」でエネルギー運用を最適化する住宅
スマートホーム ITを活用し、便利で快適に暮らしている「状態」
IoT住宅 便利で快適な暮らしを実現するためにIoT技術を取り入れた住宅

最近は、家電などの電力使用量を手軽に把握できたり、省エネ効率を考えて自動制御できたりとIoT機器が発展しており、IoT機器を活用した「IoT住宅であるスマートハウス」も増えています。いずれの名称も定義はあるものの厳密に使い分けされず、同様の意味で使われていることも多いようです。商品などを選定する場合は名称のみで判断せず、求める内容に合致したものであるか詳細を確認した方が良いでしょう。

V2Hとは?

電気自動車(EV)の充電方法は、自宅に設置された充電コンセントから給電する方法が一般的ですが、電気自動車から家庭への給電はできません。それを可能にしたのがV2Hです。
V2Hとは「Vehicle to Home」の略称です。直訳すると「クルマ⇒家へ」という意味です。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV/PHEV)のバッテリーに貯めている電気を自宅へ送り、電力の自家消費を可能にしたシステムのことをV2Hといいます。
V2Hは、「家⇒クルマへ」「クルマ⇒家へ」と双方向の電力供給を可能にした電力変換システムなのです。

スマートハウスとV2Hの組み合わせで、電気の有効活用を

電気自動車は、V2Hを導入することで住宅用蓄電池として使えるようになります。スマートハウスと電気自動車をV2Hで連携すると太陽光発電システムで発電した電力を、電気自動車と住宅用蓄電池の両方で蓄えることができ、より電気代の削減効果が期待できます。
また、V2Hは万一の災害時に非常用電源として活躍します。電気自動車のバッテリーは住宅用蓄電池より蓄電容量が大きいので、太陽光発電システムで発電した電力を余すことなく蓄電でき、停電しても数日間は電力の使用を可能にしてくれます。
通常の蓄電池と異なり電気自動車は「動く」蓄電池であることが大きな特徴です。自宅で電力を確保することが難しい状況になったとしても、他所でEVに充電して電気を運んでくることが可能です。
スマートハウスとV2Hの組み合わせは、電気を有効活用するだけでなく、災害時の在宅避難生活にかかる負担を軽減できると言えるでしょう。

まとめ

スマートハウスは効率的なエネルギー消費を可能にする住宅です。
エコで経済的なメリットがあるだけでなく、近年頻発している自然災害時も活躍する住宅としての魅力もあります。

ヤマダホームズでは、「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」に加え「電気自動車(EV)」「エンタメ」「健康」「セキュリティ」「繋がるIoT」を標準搭載したYAMADAスマートハウスを販売しております。
ヤマダだからできる次世代の暮らしを実現するYAMADAスマートハウス。
是非、お気軽にご相談ください。

YAMADAスマートハウスに関するお問い合わせは、お近くのヤマダホームズへ

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